充電性能テスト

 そのまえに、知っていましたか?
・容量の10%のアンペア数で充電するのが原則
  ・ボイジャーは、14.5〜16Vの電圧で充電しないとフル充電にならない
ことです。



2サイクル200馬力、特に200Bの場合、充電は フライホイールの中の ライテングコイルで交流発電された後、レクチファイヤーで直流に整流され、バッテリーへと流れます。
まず、向かって左側の黒いカバーを 4本のビスを外して 取り外します。
中の上に付いているのが レクチファイヤー(整流器)です。
その下の 緑の3本線が ライテングコイルからの線で コンセントを外します。
ライテングコイルから出ている 緑の線の電圧(ピックアップボルト)を測りたいのですが、コンセントを外した状態(バッテリーから外れている状態)では 測定できない為、専用のアダプターで接続しておいて、その途中で測定します。
200Bはエンジンが古く、アダプターも入手できないので、特製の電線3本をつなぎます。このとき、互いに接触しないよう十分注意してください。
テスターのレンジを直流電圧にセットして、測りますが、緑の線からの出力を測る為には 写真の ピックアップボルトアダプターという 中間にボックスのついた測定ハーネスをつないで測ります。

最近のエンジンでは 無着火クランキング状態、始動して1500回転時、3000回転時の 電圧が データとして 規定されていますが、200Bの時代には 電圧の規定も無いため、単に エンジンを始動して、出力電圧が出ていることを確認できれば 良いでしょう。

おおむね、14−16ボルトと思われます。

終わったら 測定用配線を外し 元に戻します。
順序が 逆になりましたが、200Bの」場合 バッテリーへの 配線の他に 予備の充電配線として、30Aのヒューズを通して 出力端子が用意されているので ここと アースとの間の電圧を測ります。13.8−14ボルトが出ていると 充電が正常に行われていることが わかります。

終わったら カバーを取り付け 元に復帰します。



戻る