14年9月20日函館クルージング

室蘭を朝2時に出て、一路恵山岬へ向けますが、波があって 10ノットも出せず、パンチングの連続です。あいにく曇り空で 月も隠れ、真っ暗闇の中をドーン、ドーンと波に落下しながら 走ります。GPSとレーダーがまぶしくて、海面が見えないので 輝度を最低にし、ほのかに明るいコンパスにも布を掛けて隠します。
さっき交代して T船長は キャビンで寝ています。
汐首前で 大波にもまれ 沖に出て波の少ない海面を 10ノットで走り、やっと函館山に着きました。朝6時です。もうボートがいっぱい出ています。
イカ釣りをしているボートがありましたし、竿を出して ジギングをしていない船はイカの泳がせ をやっているのでしょうか? 3隻ほど近づいて「 釣れますかー?」 と聞きましたが、ダメとのこと。
GPSの等深腺を見ると函館山の前に 海底が沢になっているところがあり、そこのかけあがり85−120mを攻めます。

あの 金龍丸でしょうか? 移動を繰り返し、苦労しているようです。
お昼ころには、ボートも広範囲に散ってしまい、釣果はわかりません。我々もイカを釣って、泳がせで 竿を2本出しながら、さらに ジギングをやっていましたが、サッパリで、唯一 ガクッと手応えがありましたが 揚げてみると イカでした。
昼頃 Mさんが 心配して電話をくれました。昨日は良かったとのことで 湯ノ川沖の90Mはどうか との話で 移動します。
帰り道、汐首岬の前で 激流に もみくちゃにされながら、恵山岬に向けて、ひたすら 我慢です。追い風に汐波で サーフィン状態です。バシャと船にかぶさる波を撮そうとするのですが、デジカメは遅くて映っていません。
GPSは24ノットを示していますが おそらく潮流が5ノットありますから、対水では19ノットとなります。波の間を走って、少しでもたたかないよう ハンドルとスロットルを操作し T船長は声も出ません。


恵山をかわすと 波も落ち着き 少しタラ釣りをしようと1時間ばかり 遊びますが 反応なし、少し風も出てきたので 室蘭へと走りました。
なぜか 気持ちがあせり、ほぼ全速。西風で波が出て パンチングで頭がしびれるので T船長 前を走るフェリーに追いつき、しかも 効果が無いので 追い越して全速。室蘭着3時半。疲れたー、、、。